完璧主義なクールガイ——世間が抱くそんなパブリックイメージは、彼の休日の過ごし方を知ると小気味よく覆される。オフの日の佐藤健は、徹底して無駄を削ぎ落とした静寂の時間を愛するインドア派だ。
目覚ましをかけずに眠り、気の向くままに目覚める。昼過ぎまでベッドの中で海外ドラマや映画を浴びるように鑑賞することも珍しくない。食事も肩肘を張らず、Uber Eatsや行きつけの店から届く気取らないメニューを好む。だが、ひとたび興味の針が振れると行動力は凄まじい。自宅のリビングに置かれたボードゲームの盤面を何時間も見つめ、一人思考の深淵に潜り込むこともしばしばだという。
オンとオフの落差。それこそが、芝居で凄まじい集中力を生み出す最大のエネルギー源なのだ。