「お墓参りといえば菊」というイメージが定着していますが、現在では故人の人柄や季節感を反映した多種多様な花が選ばれています。菊が好まれる理由は、圧倒的な日持ちの良さと邪気を払う高貴な香り、そして散りにくさにあります。しかし、マナーを踏まえれば菊以外の選択肢も豊富です。
生花店や仏花専門の流通現場で評価の高い、お墓参りにおすすめの花材を一覧で紹介します。
- カーネーション:年間を通じて入手しやすく、花持ちが非常に優秀です。色展開も豊富で、優しい雰囲気を演出できます。
- リンドウ(竜胆):秋の彼岸や盆参りの定番であり、落ち着いた深い青紫色は仏教における格調高い色合いとして重宝されます。
- トルコキキョウ:上品なフリル状の花びらを持ちながら暑さに強く、夏場のお墓参りでも型崩れしにくい強みがあります。
- ユリ(百合):華やかで気品がありますが、供える際は花粉(葯:やく)をあらかじめティッシュ等で摘み取っておくことが絶対条件です。花粉が墓石に付着すると黄色い色素が沈着し、落とせなくなります。
- グラジオラス・スプレーマム:背丈があり、花束全体の立体感やボリューム感を整えるのに適しています。