福岡県添田町の道の駅として長年親しまれてきた歓遊舎ひこさんが、近年さらに注目を集めている背景には、単なる物産直売所を超えた「体験型・滞在型拠点」への進化があります。現地取材と来訪者動向から見えてきた最大の理由は以下の3点に集約されます。
第一に、英彦山の伏流水と肥沃な大地が育んだ食のクオリティです。名水仕込みの豆腐や添田町産の朝採れ野菜を使った郷土色豊かな料理は、ヘルシー志向のシニア層から食欲旺盛な若年層まで幅広い支持を集めています。
第二に、子供が1日中遊び倒せる大型遊具エリア「こどもわくわくパーク」の存在です。道の駅に隣接して広大な遊び場が整備されており、ドライブ途中の単なる休憩にとどまらず「ここを目的に出かける」ファミリーが急増しました。
第三に、公共交通の利便性向上です。2023年夏に運行を開始した日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)の「歓遊舎ひこさん駅」が道の駅敷地内に直結したことで、高齢者や鉄道ファン、車を運転しない観光客の流入が加速し、地域交流拠点としての価値が一段と強固になっています。