今日でこそハローキティやマイメロディと並ぶトップアイコンとして君臨するふたりですが、その出自は最初から約束されたスター街道ではありませんでした。キキララ 誕生秘話 理由を紐解くと、当時のサンリオ制作現場における実験的な試みに行き当たります。
1975年当時、サンリオの機関紙『いちご新聞』の創刊や各種ギフト商品の拡充が進むなか、「冬のクリスマスシーズンを彩る特別なギフトキャラクターを作ろう」というコンセプトが立ち上がりました。初代デザイナーの手によって描かれたのは、星空を背景にした名もなきふたごの天使のような子どもたちでした。当時の読者参加型文化を反映し、誌上で名前の公募を実施。集まった多数の候補のなかから、「キラキラと輝く星のように育ってほしい」という願いを込めて「キキ」と「ララ」が選定され、正式に「リトルツインスターズ」としての歩みが始まりました。
その後、時代の美意識やカルチャートレンドと呼応するように、リトルツインスターズ 歴代デザイン 変遷は実にドラマチックな変化を遂げていきます。
最初期の1970年代、キキの髪は茶色、ララの髪は黄色(ブロンド)として描かれることが多く、素朴で温かみのある絵本調のタッチが主流でした。これが1980年代に入ると、サンリオのビジュアルアイデンティティの確立とともに、現在親しまれているアイコニックな「パステルブルーとパステルピンク」のツートンカラーへと定着します。
1990年代から2000年代にかけては、女子高生ブームや原宿系ストリートカルチャーの波に乗り、より線がはっきりとしたポップでグラフィカルな表現も登場しました。そして2010年代以降は、原点回帰ともいえる70年代クラシックデザインの復刻や、いわゆる「ゆめかわいい」ムーブメントの源流としての再解釈が進み、大人の女性が日常的に携行できる洗練されたニュアンスカラーへとアップデートされています。