Q1:生後6ヶ月で睡眠時間が合計10〜11時間しかありません。脳や体の発達に悪影響はありますか?
A1:1日の総睡眠時間が目安(12〜14時間)を下回っていても、日中の機嫌が良く、母乳やミルクをしっかり飲み、体重が成長曲線に沿って順調に増えているのであれば、過度に不安がる必要はありません。睡眠の必要量には大人と同様に個体差があります。ただし、日中に目をこすって不機嫌にぐずることが多い場合は、睡眠不足(過疲労)のサインですので、起床から2時間を目安に寝室を暗くして寝かしつけるアプローチを試みてください。
Q2:睡眠退行はいつまで続きますか?終わりのサインはありますか?
A2:生後6ヶ月の睡眠退行は、一般的に2週間から長くて6週間程度で自然に収束していきます。寝返りやお座りなどの新しい運動機能に脳が慣れ、昼間の刺激を適切に処理できるようになると、夜間の覚醒頻度は減少します。「夜中に目を覚ましても、泣かずに指しゃぶりをしながら自力で再び寝付いた」という行動が見られ始めたら、睡眠退行を脱しつつあるサインです。
Q3:夜中2時や3時に完全に目が覚めてしまい、1〜2時間遊んでしまいます。どう対応すべきですか?
A3:この現象は「夜中覚醒(スプリットナイト)」と呼ばれ、日中の昼寝の総時間が長すぎるか、就寝時刻が赤ちゃんの体内リズムに対して早すぎることが主な原因です。夜中に起きてしまった際は、部屋を絶対に明るくせず、おもちゃで遊んだり過度な声かけをしたりせず、「夜は寝る時間である」というメッセージを一貫して伝えてください。また、夕寝を短縮し、日中の覚醒時間をしっかり確保するスケジュール調整を行ってください。
Q4:夜泣きがひどい時、部屋の電気をつけて完全に起こしてリセットした方が良いですか?
A4:どうしても泣き止まないパニック状態の時は、一時的に薄暗い別室へ移動して気分転換を図るのは有効ですが、蛍光灯などの明るい白色光をつけることは厳禁です。強い光が目に入ると脳の体内時計が朝だと誤認し、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が完全に停止してしまいます。リセットする場合も、暖色系の薄暗い常夜灯のもとで抱っこし、背中を優しくトントンしながら呼吸を整えさせるにとどめてください。