経産省グラウンドの一般予約は可能?八幡山の現状と再開発の真相

経産省グラウンドの一般予約は可能?八幡山の現状と再開発の真相

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かつて実際にグラウンドに足を踏み入れた関係者や、長年近隣で生活を営む地域住民の証言からは、現場特有の空気感が浮かび上がってきます。

昭和後期から平成にかけて省内の親善試合に出場した経験を持つ元職員は、当時の様子について次のように振り返っています。

「春と秋の週末には若手から幹部までが集まり、白熱した試合を行っていました。天然芝の外野と手入れの行き届いた黒土の内野があり、用具庫やベンチも整然としていた。しかし時代の移り変わりとともに『省庁が専用グラウンドを持つ時代ではない』という機運が急速に高まり、利用頻度は年々激減していきました」

一方、近隣に住む住民の目には、巨大な未利用空間としての変化が映っていました。周辺町内会の関係者はこう証言します。

「かつては休日に金属バットの快音や歓声が聞こえてきましたが、ここ10年ほどは静まり返っています。高いネットやフェンスで囲まれ、管理スタッフが定期巡回する以外はほとんど人気がありません。災害時の避難場所や緑地として保全してほしいという地域の声と、早く有効活用してほしいという声の両方が長年存在していました」

現場周辺を観察すると、敷地の境界には立ち入りを制限する掲示が掲出されており、厳重な保安体制が敷かれています。無断使用が許されるような隙はなく、静寂の中に佇む広大な区画が都市のエアポケットのように残されている様子が確認できます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。