リコーダーの演奏技術を身につける第一歩は、教育現場で共通言語として使われている指番号の正確な把握です。学校の教科書や市販の教則本、さらには教育教材大手のトヤマ楽器製造(アウロス)やヤマハが配布する運指表では、すべての指に固有の番号が割り振られています。
一般的なアウロスリコーダー指番号表およびヤマハソプラノリコーダー運指一覧における基本ルールは以下の通りです。まず楽器を支える左手親指が「0番」、左手の人さし指・中指・薬指がそれぞれ「1番・2番・3番」となります。そして楽器の下部を受け持つ右手の人さし指・中指・薬指・小指が「4番・5番・6番・7番」と定義されます。右手親指は楽器を裏面から支える役割に徹するため、指番号は付与されません。
基本となる「ハ長調(Cスケール)」のドレミファソラシドを鳴らす際、もっとも指の動きが少なく音を出しやすい「ソ(0・1・2・3番)」や「ラ(0・1・2番)」、「シ(0・1番)」から練習を始めるのが小学校3年生音楽リコーダー練習法の標準的な指導手順です。最初からすべての穴を塞ぐ「低いド」に挑むのではなく、左手3本だけで鳴らせる中音域からスタートすることで、楽器を安定して保持する感覚を養うことができます。
家庭学習を進める上では、教科書を開いたままにするよりも、壁や譜面台に貼って一目で確認できる小学校リコーダー指使い表印刷PDFを手元に用意するのが効果的です。教育支援サイト「家勉キッズ」などが提供する無料プリント素材や、特別支援教材開発研究所(Tkk)が公開しているタブレット対応の「Web指づかい表示アプリ」を活用することで、子どもが一人でも迷わずに運指を確認できる自習環境が整います。