現地を訪れる観光客が最も見落としがちなのが、奥久慈特有の底冷えする気候です。ネットの旅行ブログなどでは「ライトアップのイルミネーションが綺麗」という視覚的魅力ばかりが強調され、服装と防寒対策の重要性が軽視されがちです。
袋田の滝は三方を山に囲まれた深い谷底に位置しており、滝壺から吹き上げる冷気と風は想像を絶します。トンネル内は風こそ遮られるものの、岩盤からの冷気で冷蔵庫の中にいるような環境になります。都市部で初冬に着るライトアウター程度では、10分と立っていられません。ヒートテックなどの機能性インナー、厚手のダウンジャケット、手袋、耳当て付きのニット帽、カイロの持参は必須条件です。また、トンネル内や観瀑デッキは水しぶきで床面が濡れて滑りやすくなっているため、ヒールや革靴を避け、溝のしっかりしたスニーカーやトレッキングシューズを着用してください。
さらに、大子町観光最新ニュースとしても注目されているのが「奥久慈温泉日帰り入浴」との組み合わせです。冷え切った体でそのまま長距離運転をすると集中力が著しく低下します。袋田温泉には滝から車で数分の距離に「関所の湯」をはじめとする日帰り入浴可能な施設が点在しており、アルカリ性単純温泉の滑らかな湯で芯まで温まり、名物の「奥久慈しゃも料理」や「常陸秋そば」を堪能してから帰路につくのが、旅の疲労を残さない王道のルート設計です。