インターネット上の二郎関連コンテンツでは、「アブラカタマリ、カラメこそが至高」「濃ければ濃いほど中毒性が増す」といった過激なコールを礼賛する風潮が一部で見受けられます。しかし、ジャーナリズムの視点からその身体的影響に切り込むと、看過できないリスクが浮かび上がります。
厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」において、成人男性の1日あたりの食塩摂取目標量は7.5g未満、成人女性は6.5g未満と設定されています。世界保健機関(WHO)の基準に至っては1日5.0g未満です。これに対し、二郎でカラメをコールしたラーメンをスープまで完飲(完飲=完まく)した場合、摂取される食塩相当量は12gを超え、たった1食で成人男性が摂取すべき2日分の許容量に達します。
強烈な塩分と化学調味料の刺激は、脳内の報酬系を強く刺激して一時的な多幸感をもたらしますが、食後に襲いかかる極度の口渇感、急激な血圧上昇、翌朝の激しい顔の浮腫(むくみ)は避けられません。「二郎を食べた後は異様に喉が渇いて眠れない」という現象の直接的な主犯は、過剰なカラメコールによるナトリウム過多に他なりません。刺激に慣れ親しんだ一部の極端な意見を鵜呑みにし、自分の体調や味覚耐性を無視して追従することは極めて危険な選択です。