赤髪の色落ちは何色になる?退色過程と綺麗に保つ秘訣を徹底解説

赤髪の色落ちは何色になる?退色過程と綺麗に保つ秘訣を徹底解説

赤髪の色落ちは何色になる?退色過程と綺麗に保つ秘訣を徹底解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

SNSや動画プラットフォームを中心に、「傷まない」「自宅で鮮やかに染まる」として手軽に活用されているのが、カラーバターやカラートリートメントをはじめとする塩基性染料・HC染料です。しかし、表層的な発色の良さだけに惹かれて安易に手を出すと、その後のヘアチェンジ計画を何ヶ月も狂わせる事態に陥ります。

美容師が現場で最も頭を抱えるトラブルの一つが、カラーバター赤色落ちに伴う赤髪残留色素対策の難しさです。一般的なアルカリカラー剤は毛髪内部のメラニンを脱色しながら酸化染料を重合させますが、塩基性カラーは髪表面のマイナスイオンと染料のプラスイオンが電気的に強力に吸着します。特に赤やピンクといった暖色系の塩基性染料は、一度吸着するとキューティクル層に長期間強固に居座り続けます。

この状態で「次は寒色系のアッシュグレーにしたい」「透明感のあるミルクティーにしたい」と希望しても、通常の脱色剤(ブリーチ)ではこの人工色素をきれいに分解することができません。無理にブリーチを重ねると、髪はボロボロに傷んでいるのに鮮やかな蛍光サーモンピンクだけが髪に焼き付いたように残ってしまう「色素定着事故」が発生します。

この残留色素を安全に中和・除去するには、酸性ディープクレンジングや微アルカリの脱染剤を駆使した高度なサロンワークが必要となり、施術費用も通常の倍以上跳ね上がることが珍しくありません。「手軽だから」とセルフでカラーバターの赤を塗り重ねる行為は、将来のヘアスタイルの選択肢を著しく狭めるハイリスクな行為であると認識しておく必要があります。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。