妊娠12週を迎えると、母体のコンディションや医療機関での診察風景にも明確な変化が訪れます。その筆頭が妊娠12週 つわり 終わる兆候の自覚です。
妊娠悪阻を引き起こす主因とされるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の血中濃度は、妊娠8週から10週頃にピークを迎え、12週前後に向けて徐々に減少・プラトー(水平状態)へと移行します。これに伴い、「朝起きたときの胸のむかつきが軽くなった」「食べ物の匂いに対する過敏さが和らいできた」「久しぶりにまとまった食事をおいしく食べられた」といった体調の回復を感じる妊婦が増加します。もちろんつわりの消失時期には個体差があり、16週頃まで続くケースもありますが、トンネルの出口が見え始めるのがこの週数の大きな特徴です。
また、診察室における大きな節目となるのが妊娠12週 経腹エコー 切り替えです。子宮が骨盤腔内から腹腔側へとせり上がってくるため、膣内に細いプローブを挿入する経腟エコーから、ジェルをお腹に塗ってプローブを滑らせる経腹エコーへと検査手法を切り替える産院が多くなります。内診台に上がる精神的・肉体的ストレスから解放されるとともに、パートナーがお腹の上からのエコー画像をリアルタイムで一緒に確認しやすくなる点も、家族にとって心理的な好転材料となります。
ただし、つわりの軽快とともに厳重な管理が求められるのが妊娠12週 体重増加 目安です。厚生労働省が策定した「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」に基づくと、非妊娠時のBMIが標準的な体型(18.5以上25.0未満)の場合、妊娠全期間での推奨体重増加量は10〜13kgと改訂されています。しかし、妊娠初期(〜15週)までの体重増加は全体で1kg〜2kg程度に抑えるのが理想的とされています。つわり明けの反動による急激な過食は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクを跳ね上げるため、急激な体重増加には早めのブレーキが必要です。