名古屋から東京駅へ向かう夜行バスを比較する際、シートタイプ以上に致命的な差を生むのが「東京駅のどこで降ろされるか」という到着地の立地です。チケット券面に「東京駅」と記載されていても、実際の降車場所は大きく2つに分かれています。
劇的な利便性をもたらしているのが、東京ミッドタウン八重洲の地下に直結するバスターミナル東京八重洲乗り入れ便です。完全屋内の空調管理されたフロアに到着するため、荒天時でも雨風に一切さらされることなく、エスカレーターを上がればJR東京駅の八重洲地下街(ヤエチカ)へ直結します。早朝から営業しているカフェやコインロッカー、清潔なパウダールームが至近に揃っており、身だしなみを整えてから目的地へ向かう動線が極めてスムーズです。JR東海バスなどの主要キャリアをはじめ、乗り入れ各社の便はビジネス層や身軽に行動したい女性客から絶大な支持を集めています。
対照的に、長年格安バスの発着拠点として機能してきた東京駅鍛冶橋駐車場アクセス注意点は、利用前に必ず頭に入れておくべきポイントです。鍛冶橋駐車場は東京駅の南側、有楽町駅との中間付近に位置する屋外の平面駐車場であり、JR東京駅八重洲南口までは徒歩で約7〜10分ほどの距離があります。屋根のない屋外動線が多く、キャリーケースを引きながら雨天時に移動する過酷さは現場でも頻繁に嘆かれています。また、待合室のスペースが限られているため、便が集中する早朝の到着時間帯には座れるベンチすらなく、吹きさらしの外気の中で立ち往生する利用者の姿が日常的に見受けられます。