鐘崎漁港の脇に立つ一の鳥居をくぐると、山頂の社殿へと一直線に伸びる135段の急勾配な石段が参拝者を迎えます。木漏れ日が差し込む参道を一歩ずつ踏みしめながら登り、踊り場で振り返ると、視界一面に濃紺の玄界灘と白波が広がる息をのむ鐘崎の絶景が現れます。
石段を上りきると、潮騒が心地よく響く静謐な境内に木造の厳かな社殿が佇んでいます。本殿で参拝を済ませた後、必ず足を運びたいのが本殿の裏手に位置するパワースポット「沓塚」です。
鬱蒼とした原生林に囲まれた沓塚には、大人の背丈を優に超える巨大な岩石群が積み重なっており、武内宿禰が昇天した際に沓が残されていた場所とされています。古代のアニミズムや磐座(いわくら)信仰の面影を色濃く残すこの巨石の前では、時が止まったかのような厳粛な空気が漂い、訪れる人々に強い生命力と延命長寿・無病息災のご利益を授けています。