「包帯を巻いて歩くと、すぐに膝の裏に溜まってズレ落ちてしまう」――誰もが経験するこの悩みを解消するのが、プロの手技「麦穂帯」や「亀甲帯」と呼ばれる巻き方だ。ここで不可欠となるのが、優れた弾力性を持つ伸縮包帯である。
膝を軽く曲げた状態(約15〜30度)を保ち、お皿(膝蓋骨)の中心を通るように1周巻いた後、上と下へ交互に交差させながら8の字を描くように展開する。関節の屈曲運動にしなやかに追従するこの技法なら、歩行時の摩擦でもズレない。膝裏の皮膚が挟まれて痛まないよう、余計なシワを伸ばしながら巻き進めるのがプロの秘訣だ。