2021年5月の週刊誌報道を契機に、すべてのレギュラー番組を降板し、無期限の芸能活動自粛に追い込まれた有村昆。当時の世論は極めて厳しく、メディア復帰は絶望的と見られていました。しかし、同年秋の謝罪会見とボランティア活動を経て徐々に活動を再開。2026年現在の仕事状況を定点観測すると、騒動直後の逆風を乗り越え、着実なポジションを再獲得している実態が浮かび上がります。
現在のメディア露出は、騒動前のような地上波ゴールデン帯のバラエティひな壇中心から、より専門性の高い領域へとシフトしています。BS・CS放送の映画情報番組、地方局のレギュラーコーナー、新作映画のジャパンプレミアや試写会におけるオフィシャルMCなど、「映画の魅力を短時間で一般観客へ届けるプレゼンター」としての需要は依然として高く、業界内での信頼は堅調です。
さらに注力しているのがデジタルプラットフォームでの発信です。公式YouTubeチャンネル「有村昆のシネマラボ」では、劇場公開作品の深掘りレビューにとどまらず、NetflixやU-NEXTなどの配信プラットフォーム作品の独自キュレーションを展開。登録者数や再生回数以上に、配給会社や映画宣伝会社とのタイアップ企画を数多く成立させており、デジタル領域におけるマネタイズを確立しています。
また、近年は体験型エンターテインメントとして根強い人気を誇る「人狼ゲーム」のプロデュースや、若手俳優を起用した朗読劇・舞台作品の演出など、制作サイドへの進出も顕著です。単なるタレントの枠にとどまらず、企画立案から携わるクリエイターとしての側面を強化したことが、2026年における安定した活動継続の原動力となっています。