昨今の原材料費や物流コストの高騰は、駄菓子業界にも容赦なく押し寄せている。かつて10円だった商品が値上げを余儀なくされるケースも少なくない。しかし、岡山で駄菓子文化を支える人々は、ただ指をくわえて事態を見ているわけではない。
メーカーや問屋、販売店が一体となり、パッケージの工夫や地元特産品とのコラボレーションなど、新たな付加価値を生み出す努力が続けられている。例えば、岡山名産の白桃やマスカットの風味を取り入れたご当地限定駄菓子は、土産物としても大ヒットを記録中だ。単なる安売りではなく、クオリティと面白さで勝負する姿勢が、厳しい時代の中でもファンを増やし続ける原動力となっている。