焼き鳥のタレを自作する最大のメリットは、添加物に頼らず素材本来の力強い旨味を引き出せる点にあります。市販のタレには増粘剤や香料が含まれているケースが多いですが、名店と呼ばれる焼き鳥店が使用している原材料は驚くほどシンプルです。基本となるのは醤油・本みりん・清酒・砂糖の4つに集約されます。
味わいの骨格を決める焼き鳥タレみりん醤油比率において、最もバランスが良く肉の脂と調和するのが「醤油2:みりん2:酒1:砂糖1」の配合です。甘みをしっかり効かせたい関東風の濃厚な仕上がりにしたい場合は、砂糖の比率を1.2〜1.5程度まで微調整するのがポイント。みりんの上品な甘みと照り、清酒の有機酸による肉の臭み消し、そして醤油のシャープな塩味が合わさることで、専門店特有の芳醇なアロマが立ち上がります。
さらに重要なのが調味料の選び方です。みりんは「みりん風調味料」ではなく、アルコール分を含んだ「本みりん」を選ぶこと。酒も食塩無添加の清酒を使用することで、煮詰めた際のエグみを防ぎ、すっきりとしたキレのある後味を実現できます。