なぜアナフィラキシーショックというアレルギー疾患が、最終的に「多発性骨髄腫」という専門的な病名にすり替わったのでしょうか。情報伝播のルートを追跡すると、ふたつの大きな情報交差が浮き彫りになります。
第一の要因は、世界的ファッションデザイナーであった故・山本寛斎氏の急性骨髄性白血病の報道との混同です。同じ「山本」という著名人が血液の難病で闘病しているニュースが報じられた際、記憶の混同(山本寛斎 白血病 勘違い)が発生し、ネット検索のサジェスト機能が「山本」「骨髄」「病気」という単語同士を機械的に結びつけてしまいました。
第二の要因として、多発性骨髄腫 芸能人 噂という枠組みで闘病を公表した著名人(宮川花子氏や佐野史郎氏など)のニュースが同時期に広く報道されていた点が挙げられます。ネット検索では関心の高い単語同士がレコメンド機能で吸い寄せられやすいため、政治家の健康不安説と著名人の闘病記が合体し、山本太郎 重病説 デマが形成された構造が確認できます。