飲食街としての知名度に隠れがちですが、大阪駅前第3ビルのもう一つの代名詞が「日本有数の金券ショップ集積地」としての機能です。特に地下1階・地下2階には複数の大手チケットショップが数十メートル間隔でひしめき合っており、熾烈な価格競争を展開しています。
賢い利用者が実践している裏ワザが「食事や買い物の前のチケット購入」です。近隣の百貨店や家電量販店、さらには第3ビル内の飲食店で使える全国共通商品券やジェフグルメカードが、額面の1.5%〜3.0%割引で日常的に販売されています。また、東海道・山陽新幹線の自由席・指定席回数券や株主優待券、阪神・阪急・近鉄などの私鉄切符、映画館の前売り鑑賞券に至るまで、定価を大きく下回るレートで手に入ります。「新幹線に乗る前、映画を観る前に第3ビルに立ち寄り、チケットを買ってから向かう」だけで、年間数万円単位の固定費削減が可能です。
ただし、利用にあたっては知っておくべき「落とし穴」も存在します。それは日曜・祝日の休業率の高さです。金券ショップの多くはビジネス客や法人需要を主ターゲットとしているため、日曜日に訪れるとシャッターが下りている店舗が珍しくありません。また、飲食店においてもオフィス需要が途切れる日曜日は定休日を設定している店が一定数存在します。さらに、キャッシュレス化が進む現代においても、格安を極める金券ショップや一部の大衆居酒屋では「完全現金決済」を貫く店舗が根強く残っています。第3ビルへ突撃する際は、財布に数枚の千円札を忍ばせておくことがスマートな立ち回りの鉄則です。