どん底を経験した河本が起死回生の一手として注力したのが、農業プロジェクト「準米(じゅんまい)」のプロデュースです。全国有数の米どころである新潟県などを訪れ、自ら田植えから稲刈りまで泥まみれになって汗を流す姿は、かつての派手な芸人像とは一線を画しています。
収穫された米は単なるタレントグッズにとどまらず、品質の高さが認められて即日完売を記録する人気商品となりました。さらに収益の一部を子ども食堂へ寄付するなど、地域社会への還元を組み込んだ事業設計を行っています。
同時に、公式YouTubeチャンネル「河本じゅんちゃんねる(準組)」や各種SNSを通じ、ファンとの直接的なエンゲージメントを強化。舞台裏のリアルなトークや後輩芸人との交流を飾らずに発信しています。
そして多くのファンが安堵しているのが、相方・井上聡との変わらぬ関係性です。井上は類まれなルックスとゲーム分野での圧倒的な実績を持ちながら、コンビ解散を一度も選ぶことはありませんでした。劇場出番となれば、阿吽の呼吸で極上のコントを披露し、客席を沸かせ続けています。お互いに過度な干渉をしない絶妙な距離感こそが、次長課長という看板を守り抜いた最大の防波堤です。