だが、強い光は濃い影を生む。過熱するスキャンダル報道が個人のプライバシーを侵害し、時にターゲットを社会的に抹殺するほどの過剰なバッシングを引き起こす点には強い批判が寄せられている。芸能界の体質改善を促したポジティブな側面がある一方で、デジタル拡散による二次被害の深刻化は避けて通れない問題だ。
どこまでが公共性の高い報道であり、どこからが過剰な覗き見趣味なのか。取材対象の人生を一変させる刃を持つからこそ、メディア側にはこれまで以上の倫理観と厳密なファクトチェックが求められている。現代のジャーナリズムは、暴く権利と守るべき人権の狭間で常に危険な綱渡りを続けている。