溜席の存在を一躍全国のお茶の間に知らしめたのが、2026年秋場所から向正面の最前列付近に連日姿を見せ、ネット上で「溜席の妖精」「砂かぶりの貴婦人」と大きな話題を呼んだ女性の存在です。
毎日同じ席に上品なワンピースやセットアップ姿で座り、背筋を一切崩さず、取組の合間には静かに拍手を送るその姿勢は、勝負審判や力士たちの間でも話題となりました。その正体については様々な憶測が飛び交いましたが、維持員である親族の権利を通じて観戦に訪れていた熱心な相撲ファンであることが報じられています。過度に着飾ることなく、土俵への深い敬意を感じさせる佇まいは、溜席の象徴的なワンシーンとして語り継がれています。
溜席には彼女以外にも、著名な俳優やタレント、スポーツ選手などの有名人がお忍びで訪れるほか、艶やかな和服を身にまとった着物美人が多く見受けられます。これには「神聖な場にふさわしい正装で敬意を表す」という日本古来の伝統的な観戦文化が今なお息づいている背景があります。