鶴見区駒岡というエリアは、古くからの住宅地と工場、新しく建ったマンション群が混在する多様な地域だ。この場所で長年営業を続けてきた店舗だが、ここ数年のリニューアルにより内装から商品構成まで劇的なアップデートが行われた。通路は広がり、車いすやベビーカーでのすれ違いもスムーズ。照明には暖色系のLEDが採用され、スーパー特有の無機質な印象を払拭している。
「昔はただ必要なものを買いに来る場所だったけれど、今はカフェスペースでちょっと休憩したり、地元の友達と鉢合わせしてお喋りしたりする場所に変わった」。そう語るのは、週に3回は足を運ぶという70代の女性だ。地域の高齢化が進む中、単にモノを売るだけでなく、外出のきっかけや社交の場を提供する役割がこれまで以上に重視されている。