夜勤シフトや長時間の残業集計で避けて通れないのが、「22:00出勤・翌朝7:00退勤」のような日またぎの計算です。単純に「退勤時刻 − 出勤時刻(7:00 − 22:00)」と引き算すると、結果がマイナスとなり先述の「###」エラーに直面します。
日またぎの勤務時間を判定させる古典的かつ最も堅牢な数式が、MOD関数を活用した計算式です。
「=MOD(退勤時刻 - 出勤時刻, 1)」と入力するだけで、日をまたいだ場合でも自動的に24時間が加算され、正確な実労働時間が求まります。MOD関数は割り算の余りを算出する関数であり、2番目の引数に「1(=24時間)」を指定することで、マイナスになった小数を正しい正のシリアル値へと自動補正してくれます。
労働基準法で定められた「22:00から翌5:00まで」の深夜割増賃金対象時間を算出する場合も、退勤時刻に翌日フラグを持たせるか、出勤・退勤のセルに日付を含めた形式(例:2026/04/01 22:00)で入力しておくと、集計式の破綻を根本から予防できます。