ポックルが命を落としたのは、環境保護団体を標榜しながら裏で麻薬製造や武器密輸を行っていた閉鎖国家「NGL自治国」でした。幻獣ハンターを目指していたポックルは、NGL内で発生した「未知の巨大生物(キメラアント)」の噂を聞きつけ、調査チームを結成して現地へ潜入します。しかし、この決断こそが彼にとって不可逆の悲劇の始まりとなりました。
チームは索敵中にキメラアントの師団長・隊長格と遭遇。仲間たちが次々と無惨に惨殺される中、ポックルは持ち前の判断力と毒矢を駆使して奮戦します。麻痺毒を仕込んだ矢で一度は敵を行動不能にし、巨大な白骨死体の下へ潜り込んで息を潜めていたものの、直後に誕生した王直属護衛軍「ネフェルピトー」の底知れない邪悪なオーラに察知され、あっけなく発見・生け捕りにされてしまいました。
ポックルの死亡シーンは原作単行本第19巻(第197話『乱戦』〜第198話『急襲』)に描かれています。捕らえられたポックルは、キメラアントの巣(城)の地下深くに連行され、人間を「栄養価の高い食糧」として選別するキメラアントたちの実験材料として扱われることになります。
ピトーによる拷問の末、用済みとなったポックルは容赦なく首をへし折られて絶命。その遺体は他の人間たちと同様にミンチ状の「肉団子」へと加工され、産卵を控えたキメラアントの女王へ捧げられました。ハンター試験を正攻法で突破したエリートが、名もなき家畜のように消費されて消えるという圧倒的な無力感は、当時の読者層に底知れぬ恐怖を植え付けました。