植木鉢の性能は直径(号数)だけで決まるものではありません。近年、生産農家から一般園芸家まで圧倒的な支持を集めているのが「スリット鉢」であり、また樹木類に不可欠なのが「深型鉢」です。
生産現場で広く普及している兼弥産業(CSMシリーズ)に代表されるスリット鉢サイズ比較では、底面から側面にかけて切り込みが入ることで、鉢壁に当たった根が下へ向かって巻きつく「サークリング現象」を完全に防止します。空気に触れた根端が自然に分枝し、鉢全体に均一な微細根が張り巡らされるため、同じ号数の普通プラ鉢と比較して植物の吸水効率が約30〜40%向上することが実証されています。
深型植木鉢寸法一覧を精査すると、同じ「8号(外径24cm)」であっても、標準鉢が約6Lの土を要するのに対し、深型ロング鉢では8.5〜10L前後の用土を必要とします。直根性(根が真下に長く伸びる性質)の植物に浅鉢を使用すると、主根が底部で詰まり伸長が停止するため、植物の生態に合わせた「縦横比の選択」が不可欠です。