ネット上の旅行ガイドやSNS情報では「三宮から北野異人館街へのおしゃれな散歩道」と手軽に紹介されがちですが、現地を歩く際にはいくつかの見落としがちな注意点が存在します。
第一の誤解は「平坦なストリートである」という錯覚です。トアロードは南端のJR高架下付近から北端の山本通・中山手通交差点にかけて、標高差約60mにおよぶ上り坂が続きます。距離は約1kmですが、普段歩き慣れていない観光客やヒールのある靴を履いている場合、北野エリアに到着する頃には予想以上の体力を消耗します。異人館巡りまで楽しむなら、歩きやすいスニーカーの着用が必須です。
第二の盲点は「営業時間と定休日のばらつき」です。大手チェーンが少なく個人経営のこだわり店が多いため、月曜日・水曜日に定休日が重なる傾向があります。また、ランチ営業が14時半で終了し、ディナー開始の17時半まで一時閉店する中休みを設けている店舗が主流です。ふらりと訪れてもお目当ての店に入れないリスクがあるため、事前の営業時間チェックと予約が欠かせません。
第三の落とし穴は「公共交通機関の使い分け」です。足腰に不安がある場合や酷暑・荒天時は、三宮駅から「シティ・ループバス」で北野異人館の山頂付近まで先に向かい、帰路にトアロードを下りながら散策・ショッピングを楽しむ南下ルートを選択するのが、地元を知る賢者の歩き方です。