洗濯機から取り出した段階で色移りに気づいた場合、勝負は「数十分以内の初動」で決まります。染料が繊維の表面に付着しているだけの段階であれば、繊維の奥深くまで定着する前に洗い流すことが容易だからです。
ここで多くの人が陥りがちな最大の失敗が、「とりあえず乾かして様子を見る」「焦って乾燥機にかける」というNG対処です。染料は熱と乾燥によって繊維組織の内部へ強力に熱圧着・架橋結合してしまいます。一度乾燥機にかけて完全に乾いてしまうと、家庭での除去難易度は跳ね上がります。
濡れている状態であれば、通常の弱アルカリ性液体洗剤を規定量の2倍程度投入し、色移りをお湯50度前後の設定で再度洗濯機を回すだけでも、染料が再可溶化して綺麗に落ちるケースが多々あります。まずは「乾かさずに即座に再洗浄する」ことを鉄則として覚えておきましょう。