図の描き方を理解したうえで、知識の定着を決定づけるのが強力なゴロ合わせです。腕神経叢の語呂合わせを活用すれば、試験の極限状態でも瞬時に解頭を引き出すことができます。
主要5大神経の分岐を忘れないゴロ合わせ
後神経束から出る2大神経(橈骨神経・腋窩神経)と、外側・内側から伸びる正中神経・尺骨神経・筋皮神経の関係を覚えるフレーズです。
【後神経束の分岐】
「後ろ(後神経束)の駅(腋窩神経)で、とうこ(橈骨神経)を待つ」
後神経束から出る代表枝は「腋窩神経」と「橈骨神経」の2本に集約されます。
【主要終枝の並び(外側から内側へ)】
外側から順に「筋皮神経 → 正中神経 → 尺骨神経」と並ぶ配置は、頭文字を取って次のように記憶します。
「禁酒(筋・尺)の最中(正中)」
あるいは、中央の正中神経を挟んで外側に筋皮、内側に尺骨が位置する対称性を意識してください。
腕神経叢支配筋のゴロ合わせ
各神経がどの上肢筋を支配しているのかは、理学療法士・作業療法士国試において最も点差がつく領域です。
・筋皮神経(C5-C7):上腕二頭筋、烏口腕筋、上腕筋(前面屈筋群)
ゴロ:「筋肉モリモリ(筋皮)、二頭の(上腕二頭筋)カラスが(烏口腕筋)上に乗る(上腕筋)」
・橈骨神経(C5-Th1):上腕三頭筋、腕橈骨筋、すべての手関節・手指伸筋群
ゴロ:「後ろの父さん(上腕三頭筋)、ワンちゃん(腕橈骨筋)連れて手首を伸ばす(伸筋群)」
※橈骨神経は上肢の「伸筋(伸ばす筋肉)」を一手に引き受けていると本質で押さえるのがコツです。
・腋窩神経(C5-C6):三角筋、小円筋
ゴロ:「駅の(腋窩)三角地帯(三角筋)で小さい円(小円筋)を描く」
・正中神経(C5-Th1):前腕屈筋群の大部分、母指球筋(母指対立筋など)
正中神経は「母指の対立運動」や「手首の屈曲」を担います。円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋などを支配します。
・尺骨神経(C8-Th1):尺側手根屈筋、深指屈筋(尺側)、手内筋の大部分(骨間筋、小指球筋)
尺骨神経は「手の緻密な運動(内在筋)」を担当します。細かな指の開閉(骨間筋)は尺骨神経支配です。