血圧の差が大きいのは危険?脈圧60以上や左右差に潜む病気と受診目安

血圧の差が大きいのは危険?脈圧60以上や左右差に潜む病気と受診目安

血圧の差が大きいのは危険?脈圧60以上や左右差に潜む病気と受診目安について徹底解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

Q1:上が高くて下が低い場合、降圧薬を飲むと下の血圧が下がりすぎて危険ではありませんか?
A1:臨床現場でも頻繁に寄せられる疑問です。確かに降圧薬を服用すると下の血圧も連動して下がる傾向がありますが、近年の循環器治療では大動脈の硬さを和らげる作用を持つ長時間作用型のカルシウム拮抗薬やARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)などを厳格に用量調整しながら投与します。下の血圧が下がりすぎることによる臓器血流低下を監視しつつ、過大な上の血圧を適正域まで安全にコントロールする処方が行われます。

Q2:血圧の左右差がある場合、日常の体調管理にはどちらの腕の数値を基準にすれば良いですか?
A2:原則として「数値が高い方の腕」を基準として採用します。左右差が生じている場合、低い方の腕には動脈の狭窄や血流障害が潜んでいる疑いがあるため、低い数値を基準にすると全身の血圧状態を過小評価してしまう危険があるためです。初診時には必ず両腕の血圧記録を医師に提示してください。

Q3:脈圧を縮めて血管のしなやかさを取り戻すために、自力でできる生活習慣の改善策はありますか?
A3:血管内皮機能を改善し動脈壁の柔軟性を保つためには、徹底した「減塩(1日6g未満目標)」と「有酸素運動」が極めて有効です。特に過剰な塩分は動脈壁をむくませて硬化を促進します。また、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は血管拡張物質である一酸化窒素(NO)の分泌を促します。さらに禁煙の徹底と十分な睡眠が血管のリカバリーを強力にサポートします。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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