浜崎あゆみさんの楽曲の歌詞には、松浦氏への想いや別れの痛みが克明に刻まれています。当時の若者たちが「自分自身の失恋の歌」として共感していたフレーズの多くは、実は松浦氏に向けられた極めてパーソナルな手紙でもありました。
代表曲『M』における「理由なく始まりを告げた/終わりはいつだって理由をもつもの」という一節は、出会いの理屈抜きの情熱と、商業的成功の中で壊れていった二人の関係性をそのまま表現しています。また、アルバム『Duty』収録の楽曲群や『SEASONS』に見られる「時代の終わり」「孤独」の描写は、トップアイコンとしての重圧と、最愛のプロデューサーと別れた直後の喪失感が濃密に反映された一次資料といえます。