Rice処置の正しい手順と注意点|捻挫・打撲の最新応急処置ガイド

Rice処置の正しい手順と注意点|捻挫・打撲の最新応急処置ガイド

Rice処置の正しい手順と注意点|捻挫・打撲の最新応急処置ガイドに関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。

救護現場や部活動、市民ランナーの間で実際に起因しているトラブルを調査すると、知識の誤認による失敗が少なくありません。アスレティックトレーナーや救急救命士の現場取材データ、SNSコミュニティに寄せられた実際の声から、代表的な3つの「失敗パターン」が浮き彫りになっています。

第一に多いのが「湿布(冷湿布)を貼っただけで冷やした気になってしまう」というケースです。大手医療機関の整形外科医は専門誌の取材に対し、「冷湿布に含まれるメントール成分は皮膚の冷感受容器を刺激してスースーした感覚を与えるだけで、深部組織の温度を下げる効果はほとんどない」と警鐘を鳴らしています。内出血を伴う重度の捻挫に対して湿布だけで済ませてしまい、翌朝足首がグローブのように腫れ上がって来院する患者が後を絶ちません。

第二に、「保冷剤を直接肌に縛り付けて放置したことによる凍傷」です。特にマラソン大会や少年サッカーの現場で、ケーキ等の洋菓子に付いてくるカチカチの蓄冷材をそのままタオルも巻かずにバンデージで巻きつけ、水ぶくれや皮膚壊死を起こしてしまう事例が定期的に報告されています。

第三に、「包帯の巻きすぎによる血行障害と神経麻痺」です。腫れを止めようとするあまり、患部の末梢が白紫色に変色(チアノーゼ)し、足の指先にしびれが出ているにもかかわらず我慢させてしまう事態が見られます。圧迫処置を行う際は、爪を押してピンク色に戻るか(キャピラリー・リフィル・タイム)を確認し、血行が維持されているかを常にモニタリングしなければなりません。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。