幼稚園の閉園によって最も大きな影響を受けたのが、初等教育への進路ルートです。かつては箕面自由学園小学校の内部進学制度が存在し、幼稚園在籍者は面接や基礎審査を中心とした推薦枠で優先的に進学することが可能でした。この「確実なエスカレーター」を求めて入園を決める家庭も少なくありませんでした。
しかし、幼稚園が閉園した現在、内部進学という特権ルートは完全に消滅しました。箕面自由学園小学校に入学するためには、すべての志願者が外部受験生として秋の入学選考に挑む必要があります。これに伴い、箕面自由学園のお受験対策の様相も様変わりしました。
現在の小学校入試では、ペーパーテスト(記憶・推理・言語・数量)、個別テスト、集団行動観察、そして親子面接が厳密に実施されます。特に重視されるのが「自分の考えを言葉で表現できる力」と「他者と協調して課題に取り組む非認知能力」です。単なる暗記型のお受験対策ではなく、家庭内での自然体験や対話の深さが問われる傾向が強まっています。
一方、出口戦略である箕面自由学園の進学実績に目を向けると、学園全体で目覚ましい成果を上げています。箕面自由学園中学校・高等学校では、特進コースや文理コースのカリキュラム改革が実を結び、国公立大学(京都大学・大阪大学・神戸大学など)や関関同立(関西学院・関西・同志社・立命館)への合格者数を着実に伸ばしています。さらに、全国大会常連であるチアリーダー部「GOLDEN BEARS」をはじめとする部活動の活躍は全国区の知名度を誇り、「文武両道」を体現する私学として保護者層からの信頼を再構築しています。