古田新太を語る上で欠かせないのが、芸能界屈指とも称される酒豪伝説です。「休肝日は作らない」「朝まで飲むのは日常茶飯事」といった豪快な飲みっぷりは、多くの共演者や後輩俳優から数々の逸話として語り継がれています。
行きつけの下北沢や三軒茶屋の酒場では、一般の客や常連たちと気さくにグラスを交わし、一切の気取りを見せないことでも知られています。上下関係に厳格な演劇界にいながら、後輩に対して威圧的な態度を取ることは決してなく、芝居論を押し付けることもありません。「楽しく飲んで、本番では最高のパフォーマンスを見せる」という美学を貫いています。
この裏表のない人間味と底知れぬ包容力こそが、名だたる映画監督や演出家、そして共演するトップ俳優たちから「古田新太と同じ現場に立ちたい」と熱望され続ける最大の理由です。