ソフトテニスが誇る最大の国際舞台、それがアジア競技大会ソフトテニス競技だ。韓国やチャイニーズ・タイペイといった屈指の強豪国がひしめくこの大会で頂点に立つことは、世界最強を証明することと同義である。
代表枠をめぐる選考レースは熾烈を極める。過去の実績は一切関係なく、直近のコンディションと勝負強さだけが問われる選考会。日本代表のユニフォームに袖を通すため、選手たちは日々の過酷なフィジカルトレーニングとメンタル強化に身を投じる。
「日の丸を背負って戦うプレッシャーは、コートに立った者にしかわからない」。あるトップ選手が漏らしたその言葉通り、極限の緊張感の中で放たれる渾身のスマッシュには、観る者の心を震わせるドラマが宿っている。