メディア露出が減ったことで、ネット上では「欧陽菲菲は重病を患っているのではないか」「すでに歌手を引退したのか」といった噂が定期的に浮上してきました。しかし、綿密な事実確認を行うと、それらの憶測の多くは事実無根であることが判明します。
その証拠として音楽ファンを驚かせたのが、2023年7月1日に台北アリーナで開催された第34回台湾金曲奨(金曲獎)での登壇です。台湾のグラミー賞とも称される同アワードにおいて、欧陽菲菲は長年の音楽的功績を讃えられ、最高栄誉の一つである「特別貢献賞」を受賞しました。
公の場に登場した彼女の姿は、往年を彷彿とさせるボリューム感のあるトレードマークのヘアスタイルに、身体にフィットした漆黒のパンツスーツという洗練された装いでした。背筋を凛と伸ばしてステージに立ち、マイクを握るとアカペラで代表曲「感恩的心」のワンフレーズを朗々と響かせ、会場を割れんばかりのスタンディングオベーションに包み込みました。
この時の最新近影と肉声によって、囁かれていた深刻な病気説は完全に払拭されました。声の張りや所作の美しさは70代とは思えない力強さに満ちており、日頃から徹底した健康管理とボイストレーニングを継続している事実を鮮烈に印象づけました。
また「引退説」に関しても、公式に引退を宣言した事実は過去に一度もありません。現在の欧陽菲菲のスタンスは、「引退」ではなく「商業的な興行競争から降り、真に歌いたい時に歌を届けるセミリタイア状態」と解釈するのが正確です。