5人それぞれのアイコンを解剖すると、グループ内の絶妙なパワーバランスと個性の際立ちが浮き彫りになる。まず、芸術的センスでグループを牽引してきた大野智。彼のキャラクターには独特の脱力感と職人気質な静けさが同居し、絵画や造形に造詣の深い大野自身の作家性がさりげなく反映された。
キャスターとしても知性を発揮する櫻井翔のモチーフには、端正なプロポーションとどこかコミカルな親しみやすさが同居する。常に周囲を明るく照らす相葉雅紀は、躍動感あふれるシルエットと無邪気な笑顔のニュアンスが強調され、見る者を自然と微笑ませる。
一方、稀代の演技派でありゲーム愛好家でもある二宮和也は、どこか飄々とした佇まいと少年のような愛嬌が絶妙な匙加減で描かれた。そして演出家として嵐のステージを統括してきた松本潤。ストイックさと華やかさを併せ持つ彼のアイコンは、細部のスタイリングにまでこだわりが貫かれている。5つの点と線が交差したとき、完全なる「嵐」の物語が完成する仕掛けだ。