イントロが流れた瞬間に、あの名シーンが脳裏に蘇る。音楽と映像の幸福なマリアージュも、この時代の作品群が持つ大きな武器だ。ミリオンセラーを連発していた当時のJ-POPシーンとタイアップし、ドラマのために書き下ろされた楽曲たちは、単なるBGMの枠を完全に超えていた。
宇多田ヒカルや小田和正、サザンオールスターズといった巨匠たちの歌声が、登場人物のモノローグ代わりに視聴者の感情を極限まで高める。サブスクのプレイリストで当時の主題歌を聴き漁る若者が増えているのも、音楽が物語と不可分に結びついている証拠だろう。