「一戸建ての庭付き住宅でなければ大型犬は飼えない」という常識は、崩れつつある。東京や大阪などの都市部では、マンションで彼らと暮らす選択をする人が増えているのだ。彼らは非常に知的で、無駄吠えが少なく、室内では驚くほど静かに過ごすことができるため、実は集合住宅向きの性質も持ち合わせている。
だが、体重が40キログラムを超える巨体ゆえの課題もある。足音が階下に響かないよう、防音性とクッション性に優れた特殊な床材を敷き詰めることは必須だ。また、エレベーターでの移動時に他の住民に威圧感を与えないよう、徹底した社会化トレーニングと、混雑する時間を避ける配慮が求められる。都市で暮らすには、飼い主の徹底したマナー意識が不可欠なのだ。