おでこのしわは中高年特有の悩みと思われがちですが、最近では20代や30代の若い世代でも相談件数が急増しています。その背景には、スマートフォンの長時間閲覧による視力低下や目の疲れ、知らず知らずのうちに眉間に力を入れてしまう日常動作があります。
額にしわが形成される主な原因は、大きく分けて次の3つに分類されます。
第1に、肌の水分・弾力不足です。紫外線ダメージや不十分な保湿によって角質層が乾くと、まず額の表面にちりめん状の細かい乾燥小じわが生じます。これを放置すると、真皮層のコラーゲンやエラスチンが破壊され、肌自体のハリが失われて深い溝へと固定化してしまいます。
第2に、表情の癖と筋肉の緊張です。驚いたときや上を見上げるときに眉を大きく持ち上げる動作を繰り返すと、額の筋肉である「前頭筋(ぜんとうきん)」が折りたたまれ、皮膚にしわの折り目が記憶されます。
第3に、目元の機能低下です。視力のミスマッチやピント調整筋の疲労、あるいはまぶたを持ち上げる筋肉が緩む「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の兆候があると、目を開くために無意識におでこの筋肉を使ってしまい、額の横じわを急速に深める引き金になります。