へたれガンダムの歴史を語る上で避けて通れないのが、2020年5月に発覚したへたれガンダム 銃盗難事件です。長年その右手に握られていた、鉄パイプを溶接して手作りされた愛らしいビームライフルが、何者かによって切断・持ち去られるという許しがたい凶行が発生しました。福島警察署へ被害届が提出され、地元テレビ局や全国紙がこぞって報道したことで、ネット上には深い悲嘆と憤りの声が渦巻きました。
しかし、この事件の真のクライマックスは、警察の捜査とは別のベクトルで巻き起こります。事件の一報がネット上を駆け巡るや否や、へたれガンダム ネットの反応は単なる怒りから「丸腰のガンダムを丸裸にしておけない」という奇妙な共感の輪へと急旋回しました。数日後、誰とも知れぬ来訪者によって木製のトイガンがそっと手渡されたのを皮切りに、全国各地の有志から多種多様な武器が届き始めたのです。
現場に届けられたのは、精巧に削り出された木製ビームライフル、市販のプラスチック製バズーカ、ダンボール工作による巨大なハイパー・ハンマー、果ては3Dプリンターで成形されたカスタム火器まで多岐にわたりました。一時は「フルアーマー化」と揶揄されるほど足元に武器が山積みとなり、一連のへたれガンダム 武器寄贈の真相は、悪意ある盗難事件をファンのユーモアと愛着で上書き保存するという、前代未聞の防衛劇へと昇華しました。