芝崎高校の文化祭まであと3日。最後の晴れ舞台を控えていた女子高生バンドは、メンバーの骨折と方向性の違いから空中分解の危機に瀕していました。残されたドラムの山田響子(前田亜季)、ギターの立花恵(香椎由宇)、ベースの白河望(関根史織)の3人は、偶然見つけたTHE BLUE HEARTSの曲を演奏するため、ボーカル探しを始めます。
体育館の渡り廊下でたまたま通りかかった韓国人留学生のソン(ペ・ドゥナ)に、恵が「バンドやらない?」と勢いで声をかけたことから、即席バンド「パーランマウム」が始動。日本語がたどたどしいソンと、楽器の腕前も発展途上のメンバーたちは、深夜の学校への潜入練習やカラオケボックスでの特訓を通じて、言葉の壁を越えた連帯感を育んでいきます。
迎えた文化祭当日、豪雨とスケジュール遅延のなか、彼女たちがステージに立つリンダ リンダ リンダ あらすじ 結末のクライマックス。そこに用意されているのは、劇的な大歓声や全国大会への道といった大仰な成功ではありません。嵐の体育館に響き渡る、粗削りで切実な演奏――観客が一人、また一人と吸い寄せられ、最後は泥だらけの笑顔で叫ぶその瞬間こそが、観る者の心に一生消えない余韻を残すのです。