一度はキャリアの断崖絶壁に立たされた鈴木達央ですが、鈴木達央の現在の出演状況および鈴木達央復帰後の最新出演作における足取りは、着実な回復曲線を描いています。
転機となったのは2022年春、直筆の謝罪文の公表と所属事務所(アイムエンタープライズ)によるコンプライアンス管理の徹底発表でした。長年牽引してきた音楽ユニット「OLDCODEX」を2022年5月に解散し、派手なロックスターとしての活動に自ら終止符を打ったことは、声優という本業に全身全霊で向き合う覚悟の表れとして業界内に受け止められました。
復帰初期はナレーションや外画(洋画・海外ドラマ)の吹き替えなど、声の表現力そのものが厳格に問われる現場から慎重に活動を再開。深みのある低音と卓越した吹替センスが現場ディレクターから再評価され、徐々に地上波テレビアニメへの出演を増やしていきました。
2024年から2026年にかけては、深夜アニメにおける重厚なバイプレイヤー役や、悪役・頼れる上官役としてのキャスティングが再び増加。さらに舞台朗読劇への精力的な登壇など、生の声を観客に届ける場にも意欲的に立っています。全盛期のような派手なメディア露出を控え、マイクの前で実力のみを誇示する職人気質のスタンスを貫くことで、確固たる居場所を再構築しています。