洗面台の適切な高さを割り出す際、建築・インテリア業界で長年使われている鉄則が「身長 ÷ 2 = 理想の洗面台の高さ」という計算式です。
たとえば、身長160cmの方であれば「160 ÷ 2 = 80cm」、身長170cmの方であれば「170 ÷ 2 = 85cm」が人間工学的に身体への負荷が少ない基準値となります。洗面台はキッチンの計算式(身長÷2+5cm)と異なり、深く前屈みになって水を受け止める動作が入るため、肘の位置よりもボウルの深さを考慮した高さ設定が求められます。
夫婦や家族間で15cm以上の身長差がある場合は、「最も洗面台を頻繁に使う人」または「高身長側の家族」に合わせるのがリフォームの定石です。低すぎるカウンターを後から高くすることは物理的に不可能ですが、高めのカウンターに対しては「踏み台を置く」「厚みのあるバスマットを敷く」といった補助アイテムで柔軟にカバーできるからです。