日本国内において『ラスト・クリスマス』が国民的な認知度を獲得した背景には、魅力的な日本語カバーや映像作品との強力なタイアップが存在します。
特に大きな話題を呼んだのが、2004年に放送されたフジテレビ系月9ドラマ『ラストクリスマス』(織田裕二・矢田亜希子主演)です。ドラマの主題歌として原曲が起用されただけでなく、織田裕二自身が「織田裕二 with ワム!」名義でカバー楽曲をリリースし、オリコンチャートを席巻しました。
さらに2008年にはEXILEが日本語カバーを発表。音楽プロデューサーの松尾潔が手掛けた日本語歌詞は、原曲の持つ「去年の切ない別れと、今年にかける新たな決意」という世界観を見事な日本語の響きへと昇華させました。英語詞のニュアンスを壊すことなく、J-POPとしてのエモーショナルな歌謡性を吹き込んだ名カバーとして、現在も冬になると配信チャートの上位に浮上します。