Q1:完全な室内犬でも混合ワクチンを接種する必要はありますか?
A1:必要です。室内にいても、飼い主の靴裏や衣服に付着した土や排泄物の残渣から、感染力の極めて強いパルボウイルスなどを室内に持ち込んでしまうリスクがあります。また、万が一の災害避難時や急な体調不良による動物病院への入院、トリミング利用時にも免疫がなければ命取りになります。室内犬であっても、コアワクチンを中心とした5種〜6種の接種が強く推奨されます。
Q2:狂犬病予防注射と混合ワクチンは同じ日に同時に打てますか?
A2:同時接種は避けるのが獣医学上の原則です。複数のワクチンを同時に体内へ注入すると、生体への免疫負担が大きくなり、万が一アレルギー反応が出た際にどちらの注射が原因かを特定できなくなるためです。一般的には、狂犬病予防注射と混合ワクチンの間には「最低でも2週間〜4週間程度の間隔」を空けて接種スケジュールを組みます。
Q3:老犬(シニア犬)になっても毎年ワクチンを打ち続けるべきですか?
A3:個々の健康状態と抗体価に応じた柔軟な判断が必要です。高齢になると免疫機能が低下するため感染リスクが高まる一方で、ワクチン接種自体が体力を著しく奪うリスクも上昇します。高齢期に入った愛犬には、毎年機械的に打つのではなく、まずは「抗体検査」を実施し、免疫が維持されているかを確認した上で接種の要否を決めるのが理想的な選択です。
Q4:混合ワクチンの証明書を紛失した場合は再発行できますか?
A4:接種を受けた動物病院へ申し出れば、カルテの記録に基づいて再発行してもらえます。再発行手数料は病院によって無料の場合と、数百円〜1,000円程度の手数料がかかる場合があります。ドッグランやペットホテルの予約直前に慌てないよう、原本の保管はもちろん、スマートフォンのカメラで撮影して画像データを保存しておく習慣をつけることをおすすめします。