カラー維持の定番アイテムとして定着したカラーシャンプーですが、ネット上の情報を鵜呑みにした誤用がトラブルを引き起こしています。最大の盲点は、「ピンクシャンプーだけを使っていれば色落ちが防げる」という思い込みです。
ピンクシャンプーは、失われた赤色系の染料を髪の表面から補填する役割を果たします。しかし、ブリーチ毛が退色して強い「黄ばみ」が出ているベースにピンクシャンプーを重ね続けると、黄色とピンクが混ざり合ってくすんだオレンジ色(サーモンオレンジ)へと濁ってしまう現象が頻発します。これが「色落ち後が汚く見える」と嘆く人々の主原因です。
ここで威力を発揮するのが、「ムラサキシャンプー(紫シャンプー)」との併用戦略です。紫は黄色の補色(反対色)であるため、ブリーチ特有の嫌な黄ばみを打ち消す強力な作用を持っています。
2026年現在のサロンケアで推奨されているプロの手法は以下の通りです:
染髪直後の1週間は色素補充のためにピンクシャンプーを2〜3日に1回使用し、2週目以降に下地の黄色みが目立ち始めた段階でムラサキシャンプーへと切り替える、あるいは両者を混ぜて使用するというテクニックです。黄色みを紫でキャンセルしつつ適度な赤みを保つことで、褪色しても「汚いヤンキー金髪」にならず、サロン帰りのようなクリーミーなピンクベージュを長く維持できます。