料理用計量スプーンの大さじ(15ml)で計量した場合、純ココアとミルクココアでは明確な重量差が生じます。結論から言うと、純ココア大さじ1のグラム数は約6g、一方でミルクココア大さじ1の重さは約8〜10gとなります。
同じ15mlの容積でありながら、なぜこれほどの差が生じるのでしょうか。その背景には、純ココアとミルクココアの違いと理由である「原料構成と粒子密度(かさ比重)」の力学が存在します。
純ココア(ピュアココア)は、焙煎したカカオ豆からカカオマスを抽出し、ココアバターを適度に取り除いて微粉末化したものです。原材料はカカオのみで添加物は一切含まれません。微細なカカオ粒子同士が隙間に微細な空気を抱き込む性質(ポーラス構造)を持つため、体積あたりの重さが極めて軽くなります。
対照的にミルクココアは、カカオ粉末に加えてグラニュー糖や粉末水あめ、全粉乳、脱脂粉乳、植物油脂などがブレンドされています。特に砂糖の結晶は比重が重く、微粉末の間隙を埋めるように密に充填されます。その結果、同じスプーン1杯の容積であっても質量が重くなり、大さじ1杯で8〜10gという数値に跳ね上がるのです。