ドレミは何語?英語ではない驚きの起源と世界の音階表記を徹底解説

ドレミは何語?英語ではない驚きの起源と世界の音階表記を徹底解説

ドレミは何語?英語ではない驚きの起源と世界の音階表記を徹底解説の真相について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

日本国内のインターネット調査やSNS上の投稿を検証すると、「大人になるまでドレミは英語だと思い込んでいた」という告白が後を絶ちません。大手質問投稿サイトやSNSのコミュニティでも、「アメリカの友人に『ドの音を出して』と言ったら全く通じなかった」「海外のバンドメンバーにドレミで指示を出したら怪訝な顔をされた」といった体験談が日常的に寄せられています。

この大規模な誤認を生み出した最大の要因は、1959年にブロードウェイで初演され、1965年に映画化されて世界的メガヒットを記録したミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の劇中歌「ドレミの歌(Do-Re-Mi)」の存在にあります。オスカー・ハマースタイン2世が作詞した原曲では、「Doe(雌鹿)」「Ray(光線)」「Me(自分)」「Far(遠い)」といった同音の英単語に掛けた英語の言葉遊びとして歌詞が作られました。

日本においては、歌手のペギー葉山氏が訳詞を手がけた「ドはドーナツのド、レはレモンのレ」という親しみやすい歌詞がNHK『みんなのうた』や小学校の音楽教科書に採用されたことで、全国津々浦々にまで定着しました。この完成度の高すぎるローカライズと英語劇の知名度が結びついた結果、「ドレミ=アメリカ生まれの英語文化」という強力な刷り込みが日本社会に根付いてしまったのです。

しかし、実際の英語圏における音楽現場では、音の絶対的な高さを示す際にドレミを使うことはまずありません。英語圏の公用語はあくまでアルファベットの「C・D・E・F・G・A・B」であり、海外の音楽教育やスタジオワークにおいて「Do」は特定の高さの音ではなく、主音を示す相対的な符丁として扱われるのが通例です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。