夏休みの風物詩でもある自由研究の実験と観察において、ダンゴムシは格好のテーマとして選ばれ続けています。小中学校の自由研究コンクールや理科教育フォーラムの報告例、SNSの飼育報告を調査すると、教科書通りの観察にとどまらないユニークな発見が多数寄せられています。
「ダンゴムシがどんな色のフンをするか調べる実験で、キャベツなら緑、人参なら鮮やかなオレンジ、かつお節なら白っぽいフンを出して子どもと一緒に感動した」「落ち葉しか食べないと思っていたのに、愛猫のキャットフードのかけらを落としたら一晩で綺麗に平らげていて衝撃を受けた」といった、現場ならではの生々しい証言が目立ちます。
一方で、失敗談として頻発しているのが「餌の放置によるカビの猛威」と「小バエの大量発生」です。野菜クズや生肉を親切心から過剰に与えすぎた結果、梅雨から夏季にかけてケース内が蒸れ、悪臭と腐敗菌によって全滅させてしまうケースが後を絶ちません。食べる姿が愛らしいからと過密に餌を入れるのではなく、食べ残しを毎日こまめに取り除く丁寧な管理が生死を分ける現実が浮かび上がっています。